だらけきった京大理系院生の備忘録

写真、本を中心に感じたことを綴ります

理系院生でも文系向けインターンシップに参加すべき3つの理由。

こんばんは、ゆーです。
夏のインターンシップが始まり、理系院生は研究との両立に忙しくなっていることかと思います。
 
 
私も先日、大学院一回生にして初めて、インターンシップなるものに参加してきました。
参加した企業や内容などは、書くことはできませんが、総合職のインターンだったため文系の学生がほとんどでした。
 
その時行ったグループワークで感じた点は前回の記事をご覧ください。
 
今回はインターンの中身というより、理系院生が文系向けインターンに参加すること自体の意義について述べようと思います。
 
 
文系向けのインターンというのはなかなか見ないので、タイトルは少し語弊があるかもしれません。
理系向け以外のインターンにも参加してみるべきだという解釈でお願いします。
 
 
私が感じた、文系学生も多く参加するインターンの利点は次の2点。

 

・普段関わらないコミュニティに属する学生に出会える。

・情報通な就活仲間を作れる。

、、、まぁ、インターンってだいたいそういうもんでしょって思った方が大半だと思います。

確かにそうなのですが、理系院生にとっては少し特別な意味を持ってきます。

 

 

普段関わらないコミュニティに属する学生に出会える。

 

皆さんが思った通りインターンシップ自体に共通していることと言えます。全国から様々な大学、様々な考えを持った学生が集まるためです。 

 

こういった機会は理系院生にとっては普段はなかなかない、とても貴重な経験だと思います。

私も含めて、理系院生というのは、研究だけで日々の時間の大半を占めてしまうため、他の学生と関わる機会がかなり少ないです。そういった点で文系就活生に比べて、かなり限られたコミュニティで生活している場合がほとんどのはずです。

 

研究室に属している方なら分かると思いますが、なんだかんだ言って他の研究室の人と関わる機会もほとんどありません。基本的に同じ研究室の人としか話しません。

 

また院生になるとサークルや部活などの外部の活動もしなくなる人が多く、そのコミュニティは恐ろしく狭くなっているです。

 

そんな学生にとってインターンシップは短期間で、様々な経験を持ち、考え方の異なる学生と、交流することができる絶好の機会と言えます。

 

私の参加したインターンでは皆が驚くような経験をもった学生ばかりでした。

私以外のグループメンバー は皆が留学を経験をしていて、英語ペラペラでした。私は留学に行ってなかったので、なんだか恥ずかしくなりました。笑

さらに皆、留学+αで特別な経験を持っていました。留学中にビジネスコンテストに出て優勝経験のある人や、インド語もペラペラでインドにスピーチへ行ったことがある人、現在アメリカの大学に通っていて帰国中にインターンに参加した人。

 

正直、いわゆるスペックだけを見れば劣等感を感じまくりでしたが、このような学生と関わり話を聞けただけでもインターンに参加した意義はあったと思います。

 

、、、余談ですが、女子大生とも関わることもできます。

おそらく今、文系の方は馬鹿にしましたね。ただ、理系院生の方は分かってくれるはずです。

院生にもなると理系は女子が少ない(私のところは1割もいません)というのをネタにすらできなくなってきました。笑

 

情報通な就活仲間を作れる。

 

これもインターンシップ全体にも言えることではあります。

 

しかし、理系院生の方は心のどこかで「就活は最悪、推薦でなんとかなる」と思っていませんか?

だからそこまで焦る必要もないと。

 

悪く言えば、理系院生は推薦に甘えていると思います。

事実、理系院生は推薦応募を使って就職する人が多いです。ですが最近は、推薦の倍率も上がり自由応募と変わらないという企業も増えていると聞きます。

 

 

少なくとも夏の段階からインターンに参加している学生は就活意識が高く、様々な情報をもっています。

ただし、基本的に自由応募で就活する文系就活生は推薦応募の多い理系院生に比べて、意識が高いです。

 

「就活は情報戦」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。もちろん情報が全てではないですがある意味この言葉は正しいと思います。

 

気づいたら、気になる企業の締切が過ぎていたという経験を持っている方も多いと思います。

私も先輩からこのような話を聞いたときは、そんな馬鹿なと思っていました。

しかしいざ就活が始まると、いろんな企業の情報が一気に入り、メールもかなり溜まります。その結果、ある企業でインターンの申し込みの締切を忘れて過ぎてしまいました。

 

また皆が登録するような大手の就活サイトには掲載されていない、インターンや説明会があったりもします。口コミでしか学生を招待しないようなものです。

 

そういった情報を漏れなく手に入れるには、情報通の就活仲間は非常に大事です。

面接で落とされまくって落ち込んでいるときにも力になってくれるはずです。

 

当然ながら、周りの学生は皆ライバルです。

しかし「隣の学生」を相手にするぐらいなら、「就活」を相手に隣の学生と協力したほうが賢い戦い方なのではないでしょうか。

 

まとめ

 

今回は理系院生が文系学生のインターンに参加することの意義について述べました。これは文系の職も考えろということではありません。

技術系で仕事を考えている人も経験として、参加することに意味があると思っています。

 

仮に技術系で就職しても、文系の方と接する機会はあるはずです。その時に文系向けのインターンに参加した経験があれば、相手がどのような考えを持っているかを理解する手助けになるかもしれません。

 

何事も経験して損することはないということです。

ただし、日々の研究とのバランスは考えて行動するようにしてください。